応募者の過去の行動に関する情報を収集しましょう。
過去の行動やその背景、行動の結果を把握することによって、個人的感情や偏見など、
面接官が陥りやすい落とし穴にはまることなく、応募者の能力をより客観的に評価することができるようになります。
ただし、収集する過去の行動に関する情報は、必ずしも募集している同一職務の経験が無くても大丈夫です。
例えば、営業職の募集をしているような場合で、応募者が営業経験の無い人であったとしても、
過去に他人を説得したような経験や、他人に自分を売り込んだり、影響を与えたりするのにどのようにしたか、
などの質問をすることで評価をすることが可能になります。
また、過去の行動を質問するにあたって、単に行動を聞くだけでは使える情報とはなりません。
その行動をとるにいたった背景や、結果を知らなければ評価できる行動かどうか判断ができません。
使える情報とするために、次の3つの点に注意しながら質問をしていってください。
1.その行動をとるに至った背景 2.現実にとった行動、とらなかった行動 3.どのような結果になったか。どのような変化をもたらしたか |
「求める人物像」に添った形で、この3つの点がきちんと備わった質問ができていれば、
会社にとって本当に欲しい人材なのかどうかを簡単に判別することができます。