各種媒体への求人募集・面接を経てせっかく入社してくれた人が早期に退職してしまったのでは元も子もありません。
入社した従業員が定着するためには、自社が魅力的な職場である必要があります。
ミライガは「ホワイト企業化」を目指す会社を支援している社労士事務所です。
「ホワイト企業」というとまず思い浮かぶのが法令順守ですが、法令順守はホワイト企業化の入口にすぎません。
しかも法令順守は従業員の満足度向上や能力アップを図るものではなく、「不満足要因を排除」する役割しか持っていません。
ホワイト企業化のためには様々な要素があるので、自社でできることを取り組んでいってほしいと思います。
①会社のコンプライアンス遵守、社内ルールの適正化
労働関係の法令を100%守ることは難しいですが、ホワイト企業を目指す姿勢を社内に示すことは重要です。
様々な手続きや給与計算などがいい加減だと、日々小さな不満が募っていきます。
②教育・人材育成の仕組み、働き甲斐のある会社か
社内に人を育てようという風土があるのか、そのための仕組みはありますでしょうか。
自社に勤め続けることで物心両面での成長は期待できるでしょうか。
③人事評価・賃金制度の適正な運用
会社の利益に貢献した人を評価し、給与に反映させる仕組みがあるか、その仕組みが運用できているでしょうか。
上司や社長に気に入られたり社歴が長いだけの人が上に立っていることが無いようにしなければいけません。
④管理職が管理職の役割を担っているか
多くの中小企業では管理職が本来の役割を担っていません。管理職の本来の役割は
「目標設定をする」「適材適所に組織する」「モチベーションアップとコミュニケーションを図る」
「仕事の評価をする」「人材の指導・教育をする」です。
⑤働きやすさ、様々な個性を受け入れる風土があるか
従業員の個々の働きやすさの実現に向けて就業場所や時間、ライフステージに応じた柔軟な勤務形態を導入していきたいものです。
また、様々な個性(身体・国籍・性的志向など)を受け入れられる風土もこれからの企業には必要となるでしょう。
⑥会社の収益性・生産性
単純に言うと、会社が利益を上げられるかどうか、今後も利益を上げ続けることができるどうかです。
自社のビジネスそのものが、高い安全性・安定性をもって長期にわたって継続することが可能なのか、
そして生産性向上や改善を積極的に行う姿勢が重要です。