「わが社に合うかどうか」「所属部署に合うかどうか」が最も重要ですが、それ以外の求める人物像の要素として選ぶ能力要件の例をいかに挙げておきます。
面接を行う際にもこの能力要件に関する情報を引き出すための質問をしていくことになります。これにより欲しい人材を選ぶための面接として一貫性を持つことができます。
(求める人物像に設定する能力要件の例)
①個人的能力
向上心・・・平均的な成果に満足することなく、常に高いレベルの成果を生み出そうとする傾向
イニシアティブ・・・受身の立場ではなく、自ら率先して能動的に行動する傾向
誠実性・・・社会的、職業的倫理観を持って行動する傾向
忍耐力・・・環境的、人的なストレスに耐え、課題を解決していく能力
バイタリティ・・・長期間精力的に活動し続ける能力
興味の幅・・・様々なことに関心を持ち、関わっていこうとする傾向
②対人・コミュニケーション能力
リーダーシップ・・・部署や個人を課題解決の方向に導く能力
あきらめない力・・・目標が達成されるまであきらめずに取り組む傾向
柔軟性・・・自分の行動や方法を臨機応変に修正していく能力
協調性・・・会社や部署全体の課題達成のために協力していく傾向
交渉力・・・効果的なプレゼンを通して自分の考えを相手に納得させる能力
自主性・・・他人に意見に左右されずに、自分の信念に基づいて行動する傾向
把握力・・・与えられた指示や情報の要点や真意を把握する能力
表現力・・・自分の考えなどを効果的に表現する能力
③意思決定、業務管理能力
分析力・・・課題や問題の本質を効率的に見抜く能力
判断力・・・課題解決に向けて妥当な結論を導く能力
決断力・・・意思決定を速やかに下す能力
創造力・・・独創的、革新的な方法を考える能力
計画・組織力・・・課題解決に向けて自分自身や自分の部署の行動を効果的に計画・組織化する能力