昨日に引き続き、採用面接時に陥りやすい落とし穴を紹介します。
2.偏った評価になってしまう
(a)一部の印象や情報だけで全体を過大・過小評価してしまう。
例えば「野球部の4番打者として甲子園に出場した。だから他の能力も優れているだろう」。
(b)面接者の偏見で評価してしまう。
例えば「経理部にいたから数字に強く、緻密だろう」。
(c)可も無く不可もない評価が多い。
応募者はそれぞれ個性が違うのに、面接の結果全員が「普通」の評価になってしまい、
誰を採用すればよいのかわからなくなってしまいます。
(d)過剰防衛反応をしてしまう。
以前に手痛い失敗をしてしまい、全ての応募者を疑いの目で見てしまったり、
同じようなタイプの応募者を拒絶してしまうと、欲しい人材を見逃してしまうことがあります。
3.面接がシステム化されていない
(a)面接の度に質問の内容が変わったり、毎回やり方が異なる。
(b)面接を担当する人が複数いる場合、担当者間のコンセンサスが取れていない。
(c)面接担当者のレベルアップを図っていない。
このように主観的で思いつきの面接を行っていると、その結果採用した社員と、
会社が求めている人との間でミスマッチが起こり、定着性の悪さにつながります。